声は最強のビジネススキル
高石 里美 氏
(株式会社アスリンク 代表取締役)
こんにちは。
アスリンク代表の高石と申します。
関西でフリーのアナウンサーとして、ラジオのパーソナリティやテレビのレポーター、スポーツの国際大会のアナウンス等、担当しておりました。
熊本に来たのは今から約17年前。
アスリンクは2014年に創業し、アナウンス業の他、イベント企画や観光プロモーション、ここ最近は『話し方』のレッスンや『営業力アップ』のセミナー、研修等を開催しております。
自分の声に自信がありますか?
突然ですが、みなさん、自分の『声』は好きですか?
この質問をすると大体『いや、あんまり…』と返ってきます。
声が綺麗な人って羨ましい…。
生まれ持ったものだから仕方ない…
そう思っていませんか?
いやいや、諦めないでください!
声は、変えられるんです!
トレーニングをすれば、『綺麗な声』になりますし、トーンを変えたり、(声に)表情を付けたり、色を付けたりすることで、とても魅力的な話し方ができるようになります。
声=最強のビジネススキル!
ビジネスの現場でも『声』はとても重要な役割を担っています。
例えば…
どんなに知識と熱意をもった営業マンでも、声が小さくてボソボソ喋りだと、お客様には伝わらず、成績は伸びません。
プレゼンで、どんな素晴らしい資料を作ってプレゼンしたとしても、滑舌の悪い退屈な喋りをしては、思いは伝わりません。
『声』『話し方』はビジネスにおいてとても重要なスキルであり、それを磨くことで営業成績や売上アップにも繋がっていきます。
コミュニケーションが苦手な人増えている!?
さて、『声』や『話し方』はコミュニケーションをとる上でとても重要な手段ですが、最近は若い世代を中心に話をするのが苦手!という人が増えてきていて、特に『電話』での会話が苦手!という人が多いようです。
原因として挙げられるのが、デジタル化。
今や、買い物するのも、勉強するのも…、遊ぶのも、本を読むのもスマートフォンがあればいろんなことができる時代になりました。特に若い世代は、LINEでやりとりをしている人がほとんどで、電話はほとんど使いません。
先日担当した研修でのこと。
若手女性職員さん向けの接客、営業研修だったんですが、みなさん日々の業務で何が苦手って、『電話』なんですね…。普段電話をすることがほどんど無く、職場で電話がなると、『うわー出たくないー』と憂鬱になるんだそうです。
聞くと、友達や彼氏との会話もLINEがほとんど。親とも最近LINEでしか話してない…と。
スマホでの電話はまだしも、家の固定電話で話をする、誰がかけてきたかわからない電話をとる、ということがほとんどなくて、みんな電話が怖くて仕方ないんですね…。
つい10年、20年前までは考えられないですよね。
それと、飲食店の店長から聞いた話ですが、アルバイトさんからの連絡も今はほとんどがLINEだそうで、
「今日ちょっと体調悪いから休ませてください」
「ちょっと遅れます」「もうバイトやめます」
お願いするときも謝るときもLINE…。
面と向かって話せない。電話でも話せないって人が多くなってきている現状です。
それが、コミュニケーションの低下に繋がっていると思います。
話し方で損するタイプ
ここで少し、話し方で損するタイプをみていきましょう。
- 声が小さい…自信がない印象。伝わらない。
- ぼそぼそ喋り…何を言ってるのかわからない。
- 暗い…相手に不安、憂鬱な印象を与える。
- ちゃらい…信頼できない、
- 話が長い…退屈
- 偉そう…不快感
いかがでしょうか?
ご自身、気になるポイントはありませんか?
もしくは、周りでこんな方はいらっしゃいませんか?
声をしっかり出す練習や滑舌をよくする練習を取り入れ、さらに話すテクニックを身に着けることで、こういった悩みは解決できます。
ビジネスの現場で最強の武器となる『良い声』『伝わる話し方』を、みなさんぜひ身に着けてください!
声、話し方のトレーニングが必要な理由~声帯は衰える!
さて、どうやって声や話し方を鍛えたら良いのか??
ずばり!スポーツのエクササイズと一緒で、
毎日少しずつでも、継続してトレーニングすることが大事です。
声や話し方に自信がある!という方でも要注意です!!
実は、声帯も45歳から衰える、といわれています。
鍛えていないとどんどん声が出なくなり、細く弱い声になっていくんです。
まずは簡単なトレーニングから始めましょう!
■腹式呼吸
大きな声で『アーーーーー』(長音練習)
大きく息を吐くところから始めましょう。
息を吸うことを意識される方が多いですが、実は吐く方が大事です。
息を全部吐ききったら、鼻から吸って、お腹にぐっと力を入れて、
『アー』と息が続く限り吐きだしましょう
腹式呼吸ができていれば、30秒以上は続くはずです!
■滑舌のトレーニング
この3つのフレーズを、各30秒ずつ。口をはっきり開けて大きな声で!
♦オエオエ
♦レロレロ
♦ウイウイ
顎、舌、唇が鍛えられます!
■一日一朗読
新聞記事、小説、コラム、詩、等を声に出して読む
大人になると『何かを声に出して読む』ということをほとんどしなくなります。
(子供の頃は音読の宿題なんかもありましたが…)
声に出して読むと、滑舌や抑揚をつけるトレーニングにもなります。
(私のレッスンでは必ず朗読をしてもらいます)
ぜひ一日一朗読!毎日短くてもいいので、ぜひやってみてください。
※ちなみに音読と朗読の違いは、音読=声に出して読む、朗読=情趣を伝えるように読む、です。
終わりに
ビジネスにおける大切なコミュニケーションスキルの一つ『声・話し方』についてお話してきました。
みなさん、思い立ったが吉日です!
今日からぜひトレーニングをはじめてみてくださいね。
3か月もすると、声が変わったのを実感できると思います。
※『声・話し方』『会話術』『営業力アップセミナー』等、定期的に開催しています。
※オンラインレッスンも可能です!
(詳しくはお問い合わせください)
株式会社アスリンク – ヒトつなぐ モノつなぐ あしたへ
https://aslinkjp.com/